
MBAオペレーション戦略
グロービス・マネジメント・インスティテュート and 遠藤 功
ダイヤモンド社 / 2014-06-09
この本について
仕事の現場で「問題は見えてるのに、どこから手をつければいいのか分からない」と感じることってありますよね。業務フローも会議体もそれなりに動いてはいるのに、なぜか成果に結びつかない。改善しようとしても、効率化だけで終わってしまって、本質が変わらないまま時間だけが過ぎていく。自分でも何度もそこにハマりました。 この本が効いてくるのは、そういう“モヤモヤの根っこ”を、具体的なオペレーションの視点から見直せるところです。例えば、不要な業務を効率化しても意味がないという当たり前の指摘を、CRMやSCM、調達といった実際の業務連鎖に落とし込みながら説明してくれるので、自分の組織のボトルネックがどこにあるのか急に輪郭が見えてくる瞬間があります。また、改革はトップダウンで優先順位を決め、専任体制やマイルストーンを用意しないと動かないという話も、現場の努力だけでは変わらない現実をそのまま言語化してくれていて、変えるための“手触り”が出てきます。さらに、プル型のチェーンやITの活用など、構造面の話も日々の判断レベルに落ちる形で示されていて、抽象論だけで終わらないのがありがたいところです。 組織のオペレーションにどこか違和感があるけれど、何をどう見直せばいいか掴めていない人に刺さる一冊だと思います。僕自身も、現場の頑張りと経営判断の間にある溝をどう埋めるかを考えるきっかけになりました。
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