
マックス・ウェーバーを読む (講談社現代新書)
仲正昌樹
講談社 / 2014-08-20
累計読者数13
平均ハイライト数 19.4件/人
推定読了時間 約2時間31分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 26%
この本について
最近、何かを学んでも「で、これをどう自分の現実に結びつければいいんだろう」と立ち止まることが多いです。調べものをしても、先行研究をつまみ食いしただけで分かった気になってしまう瞬間もあるし、世の中の議論を見ていても、事実と価値判断がごちゃごちゃのまま殴り合っているように見えてモヤっとする。そんなときにウェーバーを読むと、視界が一段スッと整理される感覚がありました。 この本が効くのは、思想家としてのウェーバーを神棚に上げるためではなく、「自分が何を見て、どこで判断し、どう行動するのか」を落ち着いて捉え直すためです。たとえば、極端な状況をあえて設定して目的と手段の関係を点検する発想は、普段の仕事にもそのまま持ち込めますし、事実と価値判断を分けるという単純な姿勢だけでも、議論の見え方が変わります。さらに、政治家の天職や禁欲の倫理といった話を読むと、現代の働き方や「確信の持ち方」に対する距離の置き方がつかめてきます。 読書を通して思考の道具をちゃんと手にしたい人、あるいは自分の立場が曖昧なまま議論に振り回されて疲れている人に、とても相性がいい一冊だと思います。ウェーバーの難しさを無理に噛み砕かず、でも現実の行動に接続できるところまで案内してくれる、そんな現実的な読み方ができる本です。
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出版社による紹介
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『官僚制』『職業としての学問』等、代表作からウェーバーの思考を知ることは、我々の社会と歴史を深く学ぶことである。そして現在の世界・日本が抱える諸問題を考える示唆に富み興味深い。また社会科学の根本概念に言及した書物は、宗教・経済・政治・法律など主要な分析対象を定義、論理的体系化を試みており、読み直す課題は大きい。思想・哲学を再考したい人への最適の入門書。(講談社現代新書)
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