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いまを生きるための思想キーワード (講談社現代新書)

いまを生きるための思想キーワード (講談社現代新書)

仲正昌樹

講談社 / 2011-11-18

累計読者数4
平均ハイライト数 119.3件/人
推定読了時間 約1時間56分
star総合評価 80/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 68%

この本について

気づけば、何を拠りどころに判断すればいいのか分からなくなる瞬間ってありますよね。正義か、関係性か、自由か、自律か…。どれも大事そうなのに、実際の生活に落とし込もうとすると途端に手触りがなくなる。僕自身、ニュースを見ても職場の空気を読んでも、「どの基準で考えればいいんだろう」と立ち止まることが増えました。 この本は、そうした迷いの根っこにある“概念の揺れ”を丁寧に見せてくれます。例えば、ケアと正義の関係は対立ではなく補完でもあり得るし、自由意志も環境との関係を切り離して語れない。国家権力と暴力の線引きや、承認をめぐる緊張が人間らしさを形作ってきたという視点など、僕らが当然のように使っている言葉が、実は長い思想史の中で変化し続けてきたことが分かります。難解な議論に飛び込むというより、「あ、こう捉える道もあったのか」と呼吸が少し軽くなる感じに近いです。 個人的にありがたかったのは、進歩の理想が崩れた時代に、なぜ僕らが“絶対的な根拠はないのにコミットする感覚”に追い込まれがちなのかを説明してくれるところ。自分の不安が単なる性格の問題ではなく、社会全体の流れの一部なんだとわかるだけで、判断の仕方に余白が生まれました。 概念で迷子になりやすい人、正しさと関係性の間で揺れる人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

正義・善・カルト・決断主義などメディアやマスコミで頻繁に使われている政治哲学・倫理学系の21の言葉の意味を定義し、掘り下げてみる。高校生にも理解できる仲正流「思想」入門書。
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