
幸せな選択、不幸な選択──行動科学で最高の人生をデザインする (早川書房)
ポール ドーラン and 中西 真雄美
累計読者数21
平均ハイライト数 22.5件/人
star総合評価 62/100
start序盤集中型
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この本について
最近、自分が何に疲れているのかよくわからないまま、気づいたら一日が終わっていることが増えました。仕事も予定もこなしてはいるのに、思っていたほど満たされていない。そんなとき、「自分の幸福って、評価よりも“その瞬間にどこへ注意が向いているか”で決まるのかもしれない」と思わされました。 『幸せな選択、不幸な選択』は、大きな目標を掲げるタイプの本ではなくて、もっと足元の行動を整えるための本です。たとえば、収入そのものより「選択肢が増える感覚」のほうが気分に効くこと。逆に、気になる出来事に注意を向けすぎると、実体以上にネガティブが膨らんでしまうこと。あるいは、誰からアドバイスを受けるかで自分の選択が驚くほど変わること。どれも実験データがベースなので、妙な“正しさ”を押しつけてこないのがありがたいところです。 読んでいて一番刺さったのは、「自分の評価ではなく、実際の経験がどうだったのかをもっと丁寧に見る」という視点でした。仕事でも人間関係でも、概念としての満足に寄りかかりすぎると、本来もう少し心地よい選択ができたはずなのに気づけない。注意の向け方ひとつで、同じ一日でもまったく違う輪郭になるんだと思います。 自分の生活をいきなり変える気はないけれど、「今のままの積み重ねで本当に大丈夫かな」とふと不安になる人には、静かに効きます。
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