
集中講義 これが哲学! いまを生き抜く思考のレッスン (河出文庫)
西研
河出書房新社 / 2010-11-08
累計読者数5
平均ハイライト数 11.4件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 33/100
start序盤集中型
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この本について
最近、「自分の考えってどこまで自分のものなんだろう」とか、「みんな価値観がバラバラな時代に、何を基準に動けばいいのか」といったモヤモヤをよく聞きます。僕自身も仕事の判断や人との距離感で迷うことが多くて、気づけば“方向感覚の喪失”みたいな状態になっていた時期がありました。 この本が助けになったのは、世界の“正解”を探すんじゃなくて、「人は世界像をつくりながら生きている」という前提に立ち返らせてくれたところです。受け取ってきた価値や規範を単に否定も肯定もせず、「自分は何をどういう理由で採用しているのか」を落ち着いて見直せる。さらに、個人の考えだけで完結させるのではなく、他者と確かめあいながらより強い考え方に育てていくプロセスが必要なんだ、と腑に落ちました。意見の多様性に疲れたときこそ、こういう視点が地味に効きます。 もう一つ大きかったのは、哲学を“新しい理念をつくりだすツール”として扱っていいという姿勢です。大きなスローガンではなく、日常の具体的な判断に使える足場として哲学を位置づけ直してくれるので、読み終わったあとに急に何かが変わるわけじゃないけれど、迷ったときに戻れる地面が一枚増えた感覚がありました。 自分の価値観を一度組み替えたいけれど、説教くさい本はちょっと苦手…という人に静かに刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
先の見えない時代、私たちはみなそれぞれの形で深い問いを抱えている―「どう生きたらよいのか」。そんないまこそ、哲学にできることがある!単に知識を得るだけではなく、一人ひとりが哲学するやり方とセンスを磨くことのできる、日常を生き抜くための哲学入門講義。
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