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ニーチェ[超]入門 生きるための哲学

ニーチェ[超]入門 生きるための哲学

白取春彦

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2010-12-15

累計読者数5
平均ハイライト数 14.2件/人
推定読了時間 約1時間1分
star総合評価 52/100
menu_book精読型
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この本について

最近、何か決めようとするたびに「これで合ってるのか?」と足が止まることが増えました。正しさや善さの基準が揺れて、周りの価値観に合わせにいくほど、自分の輪郭がぼやけていくような感覚です。そんなときに読んだのが『ニーチェ[超]入門 生きるための哲学』でした。哲学書というより、いまの世界の曖昧さの中で自分の足で立とうとする人に向けた、地に足のついた本でした。 読みながら強く残ったのは、「世界そのものに意味はなくて、意味を与えているのは自分の生だ」という視点でした。無価値と言われると突き放されたように聞こえるけれど、むしろ “今の自分の判断で世界が形づくられている” と気づくことで、他人の価値観に従属し続ける重さが少しだけ軽くなるんです。また、共同体の慣習や道徳に染まりすぎると、自分の判断がどこから来ているのか見失うけれど、この本はその仕組みを具体的にほどいてくれます。言葉が現実を歪めること、ストーリー化してしまう人間の癖など、日常の思考のクセとして実感しやすい説明も多いです。 そして、少しの勇気を持って決めた行動しか、自分の人生を前に進めてくれないという話が妙に現実的でした。うまくいくかはわからないけれど、決断を自分で引き受けることが、生きている感覚につながる。これは理想論ではなく、毎日の判断にそのまま使える感覚でした。 「他人の物差しで生きるのがしんどい人」に特に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

110万部を突破したベストセラー『超訳 ニーチェの言葉』。 今までになかった、現代に生きるわたしたちを勇気づけるニーチェの名言集を生み出した白取春彦が、机上の空論あるいは単なる教養としての哲学ではなく「生きるための哲学」としてのニーチェの思想を語る。 〈本書の一部〉 「哲学は論理の正しさがどうのこうのというものではないし、そもそも哲学は学問ですらない」とニーチェは考えたのだ。 ニーチェは、哲学は人間が今ここに生きるべき生の本質だと考えた。生き方が哲学だと思っていた。真理がどうのこうのではなく、まず生き方をニーチェは重要視する。 だから、論理が正しいから真理だという考え方はしない。 この生き方が人間としてまっとうかどうかということを問題にする。このまっとうさとは、社会的、倫理的、宗教的な真摯さの意味ではない。人間本来のまっとうさを具現化しているかということだ。
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