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教養として学んでおきたいニーチェ (マイナビ新書)

教養として学んでおきたいニーチェ (マイナビ新書)

岡本裕一朗

マイナビ出版 / 2021-09-27

累計読者数28
平均ハイライト数 16.1件/人
推定読了時間 約1時間18分
star総合評価 60/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 30%

この本について

最近、何が正しいのか分からなくなる瞬間が増えた気がします。多数派に合わせれば無難だけど、本当にそれでいいのかは分からない。かといって、自分の考えにも自信がないまま日々が過ぎていく。この辺のモヤモヤって、誰にも言わずに抱えがちなんですよね。 この本のニーチェの読み解きが面白いのは、「弱者が作った道徳」という話が、現代の空気にもそのままつながってくるところでした。みんなで寄り集まって“正しさ”を作る構造が、今の職場やSNSでも平然と起きている。それを責めるわけでも肯定するわけでもなく、「そもそも道徳って何なの?」と出自から疑う視点をくれるのがありがたいです。また、科学の理論でさえ“仮説をどこから投げ込むか”で世界が変わるという説明は、自分も無意識にひとつの見方だけを本物だと思い込んでいたなと気づかされました。 そして一番刺さったのは、答えを提示しないところです。生きる意味を探しても“どこにも書かれていない”という前提に立ったうえで、じゃあどうやって視点を作り直すのかを静かに促してくれる。これが不思議と楽になるんですよね。肩に力を入れて「正解」を探し続けなくていいんだと分かるので。 自分の考え方の癖に気づきたい人、あるいは“多数派の正しさ”に疲れた人には、かなりしっくりくる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェ。 「神が死んだ」「ニヒリズム」「超人」「ルサンチマン」……。 私たちがいま当然のこととして見なしている考えの多くが、実はニーチェに由来しています。 ニーチェを一度も読んだことがなくても、知らず知らずのうちにニーチェ的にものごとを考えています。 意識するかどうかにかかわらず、私たちはニーチェの掌の上で踊らされているのです。 「どう生きていくのか」という問いが、ニーチェの生涯の最初から最後まで貫いていました。 彼の思索は、すべての人に何かしらのヒントを与えてくれます。 現在の生きづらい世の中で、ニーチェを読んでみてはいかがでしょうか。 序 章 ニーチェって、どうして人気なの? 第1章 ニーチェを知ると、何が変わるか? 第2章 神が死んで、どうなるか?―「神は死んだ」 第3章 生きる意味なんてない―「ニヒリズム」 第4章 真実はひとつではない―「パースペクティブ主義」 第5章 妬みが道徳を生み出した―「ルサンチマン」 第6章 人間の向こうに何があるか―「超人」 第7章 遊び、そしてパロディ―「永遠回帰」を生きるヒント
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