ヨムナビ
AI時代の新・ベーシックインカム論 (光文社新書)

AI時代の新・ベーシックインカム論 (光文社新書)

井上 智洋

光文社 / 2018-04

累計読者数4
平均ハイライト数 28.8件/人
推定読了時間 約5時間55分
star総合評価 71/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 53%

この本について

最近、「結局お金ってどう流れてるんだっけ?」とか「社会保障を語るとき、制度の“実質的なコスト”って何なんだろう?」みたいなモヤモヤを抱えることが多いんですよね。特にゼロ金利とか財政政策の話になると専門用語が増えるし、議論も極端になりがちで、結局自分の生活や働き方にどう関係するのかが見えにくいまま終わってしまうことが多いです。 この本は、そのあたりの霧をかなり丁寧に晴らしてくれました。まず、信用創造やヘリコプターマネーといった“お金の経路”を、歴史と制度の変化を踏まえて説明してくれるので、「なぜ今の政策が機能しづらいのか」が具体的に理解できます。また、生活保護とベーシックインカムの違いを、「お金の動き」ではなく「本当に発生しているコストは何か」という視点で考え直してくれるのがありがたい点でした。選別にかかる労力がどれだけ大きいかを知ると、制度設計の前提そのものが変わって見えてきます。さらに、怠惰や勤勉さすら環境と偶然の影響を強く受けるという指摘は、働くことをめぐる“自己責任”の感覚をぐっと揺らしてくれます。 制度や経済の話だけど、読んでいくと「自分はどんな社会を望むのか」まで自然と考えさせられる本でした。特に、今の社会保障に違和感があるけれど、極端な主張にはついていけない…という人には刺さると思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

井上 智洋の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ベーシックインカム(Basic Income,BI)とは、「政府が、すべての人に必要最低限の生活を保障する収入を無条件に支給する」制度を指す。近年、特にヨーロッパ諸国を中心にBI導入をめぐる動きはかつてないほど盛んになっている。日本での導入の可能性はどうか。財源はどうするのか。現行の貨幣制度の欠陥とは何か。AI時代になぜBIが必要なのか。最大の障壁となるものは何か。そして未来の社会とは―。AIと経済学の関係を研究するパイオニアが、BIに関する様々な問題を深く掘り下げて論考する刺激的な一冊
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要