
トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」 (日本経済新聞出版)
俣野成敏、中村将人
日本経済新聞出版社 / 2015-11-20
この本について
仕事の手取りを見て、なんとなく「こんなに働いているのに増えていかないな…」と感じること、僕自身よくあります。税金や社会保険料の仕組みをざっくり知っているつもりでも、実際にどれだけ差し引かれているのかを冷静に考えると、そもそも“スタート地点がマイナス寄り”なんですよね。そこに物価や制度の変化が重なると、今のままの感覚でお金と向き合うのは正直しんどいな、と。 この本は、そのモヤモヤを「現実として何が起きているのか」から見せてきます。扶養控除のゆらぎ、社会保険料の重さ、マイナンバー制度の影響、そして仮想通貨やキャッシュレスが広がる背景。どれもニュースで見たことはあるけれど、自分のお金にどう関係してくるのかまでは踏み込めていなかった部分でした。著者たちはそこで終わらせず、会社員として働くだけでは限界がある理由や、法人を持つという選択肢のリアリティまで示してきます。派手な夢を語るというより、「ここを知っておかないと損しやすいですよ」という温度感です。 読んでいて一番刺さったのは、「お金に働いてもらう時間をどう作るか」という視点でした。節税の仕組みを知って、余ったお金に小さく働いてもらう。その積み重ねがようやく自由時間や選択肢につながるという話は、日々の働き方を見直すきっかけになります。 制度や仕組みの変化を“他人事じゃない”と感じはじめた人に向いている本です。僕と同じように、今のままでは不安だけど、何から考えればいいのか迷っている人にはちょうどいい入り口になります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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