
日本が自滅する日 「官制経済体制」が国民のお金を食い尽くす!
石井 紘基
PHP研究所 / 2002-01-09
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この本について
最近、「なんでこんなに税金も社会保険も重いのに、国全体として良くなってる実感がないんだろう」と考え込むことが増えました。自分の努力とは別のところで、大きな仕組みが勝手に動いている感じがして、どこを見ればいいのか分からなくなるあの感覚です。 この本を読んでいる人の多くは、まさにその“説明のつかないモヤモヤ”に反応しているんだと思います。国民のお金がどこへ流れて、どう使われているのか。その構造が見えないまま議論だけが進んでいく違和感に対して、著者はかなりストレートに切り込んでいきます。たとえば、税金や年金など巨額の資金が「市場を育てる」方向ではなく、行政企業群の中で消費されていく構造になっていること。それが結果として、市場そのものの力を弱らせてきたという指摘は、読みながら自分の中の点と点がつながっていく感覚がありました。 さらに、この30年で積み上がった仕組みがどうやって形づくられたのか、政策・法制度・財政・行政組織が絡み合う実態が淡々と示されていて、「国の問題って、結局どこに根があるのか」を考えたい人には大きな材料になります。解決策を断言するというより、「まず現実の立体感をつかむところからだよね」と背中を押される感じに近いです。 ニュースを追っていても腑に落ちないことが多い人、足元の働き方や暮らしと“国家の構造”の距離感に疑問を抱き続けている人には、特に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
小泉首相が進めている構造改革で本当に日本は再生できるのか。7年も前から構造改革の必要性を直言してきた衆議院議員である著者が調べあげた事実を基に検証すると——。日本の「経済」は極端にいえば、国と地方と合せて、国民の税金と貯金、年金、保険積立金など350兆円を上から流し込んで消費しているだけのものだ。つまり、市場特有の拡大再生産機能によって生み出される果実はないに等しい。“市場”が死亡状態となり、借金が借金を呼ぶ財政破綻構造に陥っている。積もり積もったほんとうの借金額は1000兆円を超えている。日本再生の鍵は国家体制を官制経済から市場経済に移行させることである——。小泉首相は構造改革を経済政策や金融政策と混同していると批判し、著者渾身の真の構造改革のための25のプログラムを提示する。日本を破産させる利権システムの全貌を踏まえた提言には、著者の日本再生への思いがこもっている。 【PHP研究所】
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