
時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS
シェーン・スノウ and 斎藤栄一郎
講談社 / 2016-08-29
この本について
仕事で失敗すると、つい「自分には向いてないのかも」と人格ごと揺さぶられることがありますよね。僕もフィードバックをもらうたびに落ち込んで、その後の動きが鈍くなるタイプでした。でも、よくよく考えると、あれは単に“行為がうまくいかなかった”だけなのに、全部を自分の問題として受け取っていたんだと思います。 この本が面白いのは、失敗を人格から切り離す視点だけじゃなく、その後の動き方まで丁寧に言語化してくれるところです。例えば、制約があるほうがアイデアは出しやすいという話は、実際の仕事でもかなり実感があります。自由に考えてと言われるより、条件があったほうが前に進みやすい。そしてもう一つ、成功の種は「自分で位置取りにいく」行動の中にあるという指摘。運を待つんじゃなくて、波が来そうな場所に自分から移動する。小さくても“勝てる場”をつくる。その積み重ねがスピードを上げていくんだなと感じました。 コツコツやっているのに成果が出ない時って、努力の方向が合っているのか不安になるものです。そんなとき、この本は「もっとがむしゃらにやれ」というより、どうやって“賢く動くか”に視点を向け直してくれます。既にあるプラットフォームを借りる、必要のない選択を減らす、時には「ノー」と言う。地味ですが、現実的で再現しやすいアプローチばかりです。 今の方法に手応えがない人、でも諦めたくない人に静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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