
プログラミングの心理学 【25周年記念版】
ジェラルド エム ワインバーグ, 伊豆原 弓, and 矢沢久雄(解説)
日経BP / 2011-09-05
この本について
プロダクトが複雑になってくると、「なんでこんなに直しづらいんだろう」とか、「技術より人や環境のほうが厄介だな…」みたいなモヤモヤが増えてきませんか。自分の書いたコードにしろ、チームの動き方にしろ、うまく説明できない“やりにくさ”だけが積もっていく感じです。僕もずっとその正体がつかめずにいました。 『プログラミングの心理学【25周年記念版】』は、その曖昧なストレスに名前をつけてくれる本でした。たとえば、効率を求めた結果コードが「窮屈」になってしまう構造や、環境に適応しすぎることで新しい変化に弱くなる組織の性質は、読んでいて思い当たる場面がいくつも出てきます。また、プロジェクトの失敗が技術力よりも“運用の仕方”に左右されていたり、観察者の存在だけでチームの振る舞いが変わってしまうなど、人間の側面がどれだけソフトウェア開発に影響しているかが丁寧に示されていて、妙に納得させられます。 とくに刺さったのは、「良いプログラム」「良いプログラマー」を単純に定義しようとするほど無理が出る、という視点でした。状況や人の個性によって正解が変わるからこそ、私たちはもっと対話しながら、自分やチームに合うやり方を探していくしかない。ここが妙に肩の力を抜かせてくれるんです。 無理なく続けられる開発の形を探している人、あるいは「技術以外の要因」に振り回されている実感がある人には、とても静かに効いてくる本だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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