
文系でも知っておきたいプログラミングとプログラマーのこと
清水 亮
ダイヤモンド社 / 2015-07-31
この本について
仕事でプログラマーと関わることが増えてきたのに、「なんでそんなところでイラッとするの?」とか「今話しかけていいのかな?」みたいな細かい勘どころが全然読めないまま日々が過ぎていく……。自分もそんなモヤモヤを抱えたまま動いてはズレて、戻して、またズレてを繰り返していました。 この本が面白いのは、プログラマーを特別視するでも、神秘化するでもなく、行動のディテールから理解させてくれるところです。たとえば「話しかけていいタイミングは顔を見ればわかる」という、言われてみれば当たり前だけど誰も説明してくれなかった視点。あるいは、ホッチキスの留め方ひとつで作業ストレスが変わる、という超ミクロな世界の話。こういう具体が積み重なると、こちら側の認識も少しずつ修正されて、結果的にコミュニケーションの事故が減っていきます。 もう一つしっくりきたのは、「まず目に見えるものを作ってもらう」という進め方の話です。自分は資料で考えがちでしたが、プログラマーにとっては手で触れる試作品があるかどうかが理解の土台になる。その発想のズレを知るだけで、会議のストレスがずいぶん軽くなりました。それに、「天才プログラマー」という言葉の距離感をあえて突き放す姿勢も、現場にいる人なら腑に落ちるはずです。 プログラマーと一緒に働くうえで、なんとなくの違和感が積み上がっている人に静かに効いてくる本です。自分と相手、どちらが悪いという話ではなく、思考の成り立ちをすり合わせたい人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
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