
世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられているプレゼンの基本
田口 力
KADOKAWA / 2022-02-10
この本について
プレゼンの準備をしていると、ついスライドづくりに意識が持っていかれて、「これ本当に伝わるのかな…」と不安になることがあります。頑張って作った資料なのに、会議本番では相手の表情が読めず、どこに力を入れて話せばいいのか分からなくなる。僕もずっとその繰り返しでした。 この本が効くのは、「聞き手を知る」という当たり前だけど抜け落ちやすい視点を、実際の動きや準備にまで落とし込んでくれるところです。意思決定権者を特定して、その人に向けてエネルギー配分を変えるという発想は、プレゼンの流れそのものが変わりますし、メリットをどう訴求するかを組み替えるだけで、同じ内容でも反応がまったく違うという実感が持てました。さらに、緊張で頭が真っ白になる理由を「自分が内容を理解しきれていないから」と説明されると、準備の仕方そのものを見直すきっかけにもなります。 読んでいて特に刺さったのは、プレゼンが「自分が言いたいこと」ではなく「相手が聞きたいこと」を届ける行為だと、何度も繰り返し教えてくれる点でした。ストーリーの力や、間の取り方、目線の送り方といった細かな要素まで、一貫して“聞き手側の景色”で組み立てられているので、プレゼンそのものを別の角度から見る感覚が生まれます。 自分の提案がなかなか前に進まない、もしくは「伝えているつもりが伝わっていない気がする」という人には、かなりしっくりくる内容だと思います。自分の仕事の見せ方をもう一度整えたいときの、いい手がかりになります。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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