
西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか (文春e-book)
エマニュエル・トッド and 大野 舞
文藝春秋 / 2024-11-08
累計読者数42
平均ハイライト数 64.2件/人
推定読了時間 約5時間5分
star総合評価 78/100
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この本について
ニュースを見ていて、「どこまでが事実で、どこからが物語なんだろう」とモヤモヤすることが増えました。世界で起きていることを追っているつもりなのに、どうも自分の足元がふわっとする感じがある。そんなときに読んだのが、この『西洋の敗北』でした。 この本が効いたのは、まず“前提の置き方”を変えてくれたところです。ウクライナ戦争についても、欧米の価値観を基点に見る癖が自分の中にあったのですが、著者はあっさりとそれを外し、世界各国がそれぞれ別の論理で動いている現実を突きつけてきます。インドがなぜ距離を取るのか、イランやトルコがどう動くのか…その説明が具体的で、地図の見え方が変わりました。 もう一つは、“西洋の物語が通用しなくなった世界で、自分の思考もアップデートしなきゃいけない”という気づきです。GDPという尺度の限界や、ロシアの農業・エネルギー・原発輸出の台頭など、データで静かに示されると、これまで信じてきた「強い国のイメージ」が揺さぶられます。そこが逆に安心でもあり、判断を一段フラットにできる感じがありました。 国際ニュースを追うたびに「自分は何を基準に現実を見ればいいのか」と迷う人に刺さる一冊だと思います。僕自身、世界の見方を一気に変えるというより、曖昧だった輪郭が少しはっきりした、そんな読後感でした。
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出版社による紹介
米国と欧州は自滅した。 日本が強いられる「選択」は? ロシアの計算によれば、そう遠くないある日、ウクライナ軍はキエフ政権とともに崩壊する。 戦争は“世界のリアル”を暴く試金石で、すでに数々の「真実」を明らかにしている。勝利は確実でも五年以内に決着を迫られるロシア、戦争自体が存在理由となったウクライナ、反露感情と独経済に支配される東欧と例外のハンガリー、対米自立を失った欧州、国家崩壊の先頭を行く英国、フェミニズムが好戦主義を生んだ北欧、知性もモラルも欠いた学歴だけのギャングが外交・軍事を司り、モノでなくドルだけを生産する米国、ロシアの勝利を望む「その他の世界」…… 「いま何が起きているのか」、この一冊でわかる! ・ウクライナの敗北はすでに明らかだ ・戦争を命の安い国に肩代わりさせた米国 ・ウクライナは「代理母出産」の楽園 ・米国は戦争継続でウクライナを犠牲に ・米情報機関は敵国より同盟国を監視 ・NATO目的は同盟国の「保護」より「支配」 ・北欧ではフェミニズムが好戦主義に ・独ロと日ロの接近こそ米国の悪夢 ・ロシアは米国に対して軍事的優位に立っている ・モノではなくドルだけを生産する米国 ・対ロ制裁でドル覇権が揺いでいる ・米国に真のエリートはもういない ・米国に保護を頼る国は領土の20%を失う ・日独の直系社会のリーダーは不幸だ ・日米同盟のためにLGBT法を制定した日本 ・NATOは崩壊に向かう 日米同盟は?
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