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残された時間の使い方

残された時間の使い方

佐藤優

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2025-12-26

累計読者数16
平均ハイライト数 24.9件/人
推定読了時間 約2時間10分
star総合評価 73/100
trending_up後半加速型
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この本について

仕事に追われていると、「自分で選んでいるつもりなのに、気づいたら他人や社会の都合で時間が埋まっている」という瞬間がありませんか。やりたいことがあるはずなのに、定時後のよく分からない飲み会や、SNSの流し見で一日が終わってしまう。主体的に生きたい気持ちはあるのに、どこか噛み合わない。その感覚に心当たりがある人には、この本の視点がけっこう効きます。 面白いのは、時間の使い方を「個人の努力」で片付けないところです。そもそも私たちの選択は社会的な構造に強く影響されていて、自由に見える行動も、仕組みの中で誘導されているものが多い。だからまずはその全体像を理解しないと、いくら予定管理を工夫しても、受動的な時間は減らない。この前提を一度受け入れると、自分のイライラや無力感の正体が少し言語化されます。 そのうえで著者が勧めるのは、目的を先に確保する「時間の天引き」や、情報のノイズを減らす環境づくりなど、現実的な行動です。特に、主体的な時間と受動的な時間をちゃんと区別するだけで、日々の選択の質が変わる感覚がありました。定年やキャリアの後半についての話もありますが、根っこにあるのは「今この瞬間をどう選ぶか」という問いです。 自分の時間がどこに吸われているのか、そろそろ整理したい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

私たちは日々の忙しさや喧騒の中で、自分の「持ち時間」や「残り時間」を振り返る余裕がなくなっています。目先のことで精いっぱいという状態です。しかし、人生の残り時間は刻一刻と減っていきます。若くて元気なうちは、この当たり前のことを意識することが難しい。時間があたかも無限に続くような幻想を持ちがちです。ですが、年を取って体が思うように動かなくなったり、病気をしたりすると初めて、自分の時間が有限であることに直面します。その時になって、残り時間の少なさに愕然としたり、時間の使い方を改めて考えるようになります。長い人生の時間を俯瞰して見た時、「45歳くらいから時間の質が変わる」と著者は考えます。簡単にいうと、45歳までは「足し算の時間」がベースで、45歳以降は「引き算の時間」がベースになります。45歳まではどんどんプラスしていく人生であり、「足し算の時間」ということになります。その後45歳からは、積み上げてきたものを使って結果を出していく時間になります。持っているものを増やすというより、有効に使っていくというイメージが強いので「引き算の時間」という表現になります。引き算の時間は、「完成の時間」でもあります。残りの人生を展開する中で、最終的に自分の人生をどう締めくくるのか。どんな完成形を描き、それに向かってどのように残りの時間を使っていくか。その意味では、引き算の時間は足し算の時間以上に、クリエイティブかつ有意義な時間であるということができると思います。時間というものはどんなに努力しても、どんなに取り乱して抵抗しても、その進みを止めることはできません。著者自身も大病を経験し、残された時間を強く意識した経験を踏まえ、人生後半の時間の使い方、キャリア終盤の役割と使命について紹介します。 発行:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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