
創造性をデザインする
牧野智和
累計読者数4
平均ハイライト数 40.5件/人
推定読了時間 約7時間2分
star総合評価 75/100
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この本について
仕事場でも学校でも、なんとなく「ここにいると自分の思考が狭まる感じ」がすることってありませんか。人の問題だと思っていたら、実は空間そのものが行動を形づくっているだけだった、という気づきは意外と見落としがちです。僕もずっと、やる気や創造性は“内面の問題”だと考えていたのですが、この本を読んでからは、環境のつくり方そのものを見直すようになりました。 面白いのは、建築や配置が「主体性をどうデザインしているか」という視点で教育空間を読み解いているところです。日本の学校が管理的に見える理由を、教師の指導法だけでなく、廊下の幅や教室まわりの動線から説明していくあたりは、日常の風景がまったく違って見えてきます。また、空間が抑圧ではなく“誘導”として働く可能性も描いていて、子どもや大人が自然と動き出す環境とは何かを丁寧に考えさせられます。 僕自身、この本を読んでから、会議室の配置換えや自分のデスク周りの見直しみたいな小さな試行をするようになりました。内面を変える前に環境を一度いじってみる、そんな発想の後押しをしてくれます。空間と行動の関係性に少しでも引っかかった人には、きっとしっくりくる本です。
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出版社による紹介
自発性を育む学校、アイデアが生まれやすいオフィス──人々の創造性を誘発しようとする現代的建築空間を社会学の観点から分析する。 私たちが日常的に利用する空間は今日、どのような問題意識と希望のもとでどのように設計され、私たちのふるまいや心理にどのような影響を与えようとするものなのか。フーコー派社会学の立場による学校建築・オフィスデザイン・公共空間デザインの分析から、現代的建築空間が創出するハイブリッドな「主体性」のあり方を明らかにする。
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