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現代ロシアの軍事戦略 (ちくま新書)

現代ロシアの軍事戦略 (ちくま新書)

小泉悠

累計読者数20
平均ハイライト数 33.8件/人
star総合評価 67/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%

この本について

国際ニュースを見ていて、「これって戦争なのか、単なる揉め事なのか…どこで線が引かれているんだろう」とモヤっとすることが増えました。表では小競り合いに見えるのに、裏では電磁波やサイバーが飛び交っていたり、住民投票が既成事実化していたり。結局、何が起きているのか実感をつかみにくいんですよね。 この本は、その曖昧さを“ロシア側の論理”から丁寧に見せてくれます。たとえば、ロシアにとってウクライナ介入が「侵略」ではなく「勢力圏の防衛」だという主観。国家間戦争が成り立ちにくくなった時代に、認識操作や小規模紛争をどう組み合わせて目的を達成するのかという考え方。さらに、ドローンや電子戦だけが先端ではなく、最終的には「兵士のブーツが踏みつける」ことの重さが変わらず残っているという現実。どれも抽象論ではなく、実際の作戦や演習から読み解かれていくので、自分の中の理解が急に立体になる感覚がありました。 世界情勢を追っているつもりでも、情報が点で入ってきてつながらない人にこそ刺さる本だと思います。何が起きているのかだけでなく、「なぜそう動くのか」の背景が見えてくるので、ニュースへの向き合い方そのものが変わります。僕自身、単純な善悪や勝ち負けで判断できない場面が増えた今、ようやく地図を手に入れたような読後感がありました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

冷戦後、軍事的にも経済的にも超大国の座から滑り落ちたロシアは、なぜ世界的な大国であり続けられるのか。NATO、旧ソ連諸国、中国、米国を向こうに回し、宇宙、ドローン、サイバー攻撃などの最新の戦略を駆使するロシア。劣勢下の旧超大国は、戦争と平和の隙間を衝くハイブリッドな戦争観を磨き上げて返り咲いた。メディアでも活躍する異能の研究者が、ウクライナ、中東での紛争から極東での軍事演習まで、ロシアの「新しい戦争」を読み解き、未来の世界情勢を占う。
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