
140字の戦争 SNSが戦場を変えた
デイヴィッド パトリカラコス、江口 泰子
早川書房 / 2019-05-25
累計読者数3
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約5時間1分
star総合評価 35/100
start序盤集中型
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この本について
ニュースを見ていても、SNSを開いても、何が本当で何が演出なのか分からないまま流されてしまうことが増えました。気づいたら、遠くの戦争の話ですら「物語」として競い合っていて、自分はどこに立っているのか曖昧なまま。そんなモヤモヤを抱えている人には、この本がかなり落ち着いて状況を整理してくれます。 印象的なのは、読者が保存していたように「戦争そのものがグレーゾーン化している」という視点です。かつて国家だけが握っていた情報の権力が、市民にまで流れ込んだことで、戦場よりもインターネット上の“現実のつくり直し”のほうが中心になっていく。その構図を、著者がウクライナや中東で見た具体的な場面を軸に描いているので、抽象論だけで終わりません。「テレビの映像を支えるために軍事行動が行われる」という逆転の事実も、SNS時代の重さを静かに教えてくれます。 読んでいると、自分が普段スクロールしているタイムラインも、知らないうちに何かの物語に巻き込まれているのかもしれない、と一瞬立ち止まらされます。煽るでも怖がらせるでもなく、「いま何が起きているのかを自分の目で見直したい」という人にとっては、現実的な足場を作ってくれる一冊だと思います。 特に、情報環境の変化に置いていかれている感覚がある人に刺さるはずです。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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出版社による紹介
ソーシャルメディアは21世紀の戦争をいかに変容させたか? パレスチナの戦禍をツイッターで発信し「現代のアンネ・フランク」と呼ばれた少女、スカイプを通じてイスラム国に勧誘されラッカに渡ったフランス人女性などに取材し、情報戦の知られざる実像に迫る。解説収録/安田純平(ジャーナリスト)
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