
考える人のメモの技術――手を動かして答えを出す「万能の問題解決術」
下地 寛也
ダイヤモンド社 / 2022-09-06
この本について
仕事のアイデアを考える時に、同じところをぐるぐる回ってしまうことってありませんか。頭の中では考えているつもりなのに、いざ企画にしようとすると形にならない。メモも取ってはいるけれど、ただ「情報を写しただけ」で終わっている気がする。僕もずっとこのモヤモヤを抱えていました。 この本を読んで刺さったのは、メモは「答えを書く場所」ではなく「自分の考えを見える化する作業」だという視点でした。つまらなく見えるアイデアでも、一度手を動かして外に出すと、新しい視点の起点になったりします。また、アイデアと企画の境目が“構造化できているかどうか”という説明も現実的で、企画づくりで迷う時の道標になりました。頭の中で考えるだけでは、どうしても思考が迷子になるので、A4相当のノートに大きめに書く、わかっていない情報も書き出す、といった具体的な動きがそのまま「思考を深める行為」になるのが良かったです。 個人的に一番効いたのは、インプットのメモを自分の気づきにひもづけておくという話でした。情報をきれいに写すだけでは自分ごとにならず、アウトプットにつながらない。だけど、一行だけでも自分の視点を添えると、その後の企画づくりの“変換装置”として働き始める。これは実践してみて効果を実感しました。 「考えているのに形にならない」「メモが仕事に活きている実感が薄い」という人にはちょうどいい本です。大げさな成功論ではなく、日々の仕事で迷っている人にとって、手を動かしながら考えるための現実的な道具がそろっています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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