
人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)
井上智洋
文藝春秋 / 2016-07-20
累計読者数25
平均ハイライト数 16.8件/人
推定読了時間 約3時間12分
star総合評価 64/100
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この本について
仕事でAIに触れるたびに、「自分の仕事はどこまで置き換わるんだろう…」と落ち着かない日があります。特に、事務系のタスクが静かに自動化されていくのを横目で見ていると、将来像をうまく描けずに手が止まることがありました。この本は、そういうときに頭の中の霧を少し晴らしてくれた一冊です。 読んでいて一番効いたのは、AIに奪われる仕事の話ではなく、「何が残るのか」をかなり具体的に説明してくれるところでした。社会的知性をマネジメントとホスピタリティに分けて考えるあたりは、単なるスローガンではなく、自分の働き方を点検する材料になります。また、技術的失業や雇用の二極化を“脅し”ではなく経済構造として淡々と示してくれるので、不安よりも理解が先に立つ感じがありました。研究開発と産業育成をきちんと分けて論じている部分も、政策ニュースを読むときの視点が変わります。 AIに振り回されている感覚があって、「自分の立ち位置をもう一度整理したい」という人には特に刺さると思います。未来の話をしながら、結局は自分がどんな価値を出せるかを静かに見つめ直すきっかけになる本でした。
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出版社による紹介
小説を書いたり、囲碁で世界的な強豪を負かしたりと、AIが目覚しい発展を遂げています。このまま技術開発が進んでいくとどうなるか……。 著者は「2030年には人間並みの知性を持ったAIが登場する可能性がある」と指摘。そうなるとホワイトカラー事務職は真っ先に職を奪われ、医者も弁護士も失業の危機に瀕するでしょう。「最大で人口の9割が失業する可能性もある」と著者は推定しています。 では、一部の資本家以外は飢えて死ぬしかないのでしょうか? AIによって奪われた労働は、BI(ベーシックインカム)で補完しよう! それが著者の提言です。AIの発達が人類の幸福へつながるためにはどうすればいいのか。気鋭の経済学者の大胆予測。 【目次】 第1章 人類 vs. 機械 「ターミネーター」は現実化するのか?/よみがえる技術的失業/なくなる職業 など 第2章 人工知能はどのように進化するか? ディープラーニングによるブレイクスルー/ロボットの身体感覚/AIは将棋盤をひっくり返すか? など 第3章 イノベーション・経済成長・技術的失業 日本は衰退する運命にあるのか/第二次産業革命の終わりとポストモダン/AIは雇用を奪うか? など 第4章 第二の大分岐——第四次産業革命後の経済—— 第四次産業革命をめぐる覇権争い/全人口の1割しか働かない未来/全ての労働者は飢えて死ぬ など 第5章 なぜ人工知能にベーシックインカムが必要なのか? 生活保護は労働者を救うか?/ベーシックインカムとは何か/財源が問題ではない理由 など
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