ヨムナビ
資本主義の再構築 公正で持続可能な世界をどう実現するか (日本経済新聞出版)

資本主義の再構築 公正で持続可能な世界をどう実現するか (日本経済新聞出版)

レベッカ・ヘンダーソン and 高遠裕子

日経BP / 2020-10-27

累計読者数10
平均ハイライト数 16.1件/人
推定読了時間 約5時間
star総合評価 57/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 33%

この本について

最近、「良いことをしてるつもりなのに、社会全体の構造が変わらない限り無力なんじゃないか…」みたいな気持ちになることが増えました。個人の努力と、大きな仕組みのあいだで宙づりになる感じです。企業のサステナビリティ施策も、どこまで本気なのかつい疑ってしまう。でも何を拠り所にすればいいのかはよく分からない。そんなモヤモヤを抱えている人に、この本はかなり効きます。 面白いのは、「資本主義をどう直すか」という大きな話をしつつ、実際に企業が何をして、どこでつまずき、どう突破したのかを具体的に描いているところです。ティーバッグの紅茶ですら社会課題にタッチできる話や、企業が自分の“汚い洗濯物”をさらして変わり始めた瞬間の描写は、抽象論では味わえないリアリティがあります。個人で戦うのは無理でも、仲間や共通の目的があると状況が動き出す、という視点は自分の働き方にもそのまま使えました。 「世界は救えなくても、自分の半径でできることはある」と思いたい人に刺さる一冊です。大きな理想を語る本ではなく、経済合理性・組織の仕組み・人間の心理がどう絡むと“社会は少しずつ良くなるのか”を淡々と示してくれる本でした。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

〇資本主義は歴史上、最も成功した経済システムです。だが、いまやそれが、資本主義そのもの、そして世界を破壊する危機に直面しています。大規模な環境破壊、経済格差、信頼できる社会的な仕組みの崩壊という現代社会の大問題の解決のために、企業や個人はどのような役割を果たせるのか。 〇著者は、株主価値最大化のみを追求することそのものが問題を生み出していると指摘、共有価値の創造、共通の価値観に根差した目的・存在意義(パーパス)主導によるマネジメント、会計・金融・投資の仕組みの変革、個々の企業の枠を越えた業界横断的な自主規制、政府や国との協力が必要不可欠であることを説き、こうした行動には企業に利益をもたらす経済合理性があることを明らかにします。また、政府と市場は互いを必要とし、企業は民主的で自由な社会を支える包摂的な仕組みを強化するために積極的な役割を果たすべきだと提唱します。 〇15年にわたり強い危機感をもって問題解決に取り組んできた著者が、資本主義を創り直すための体系的な枠組みを提示します。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要