
働きながら、社会を変える。 ― ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む
慎泰俊
累計読者数10
平均ハイライト数 7.6件/人
推定読了時間 約5時間13分
star総合評価 55/100
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この本について
仕事をしながら社会のことを考えると、どうしても「自分ひとりが動いて何になるんだろう」とか、「本業だけで手一杯だし…」みたいな気持ちが出てきます。僕もそうで、関心はあるのに行動レベルに落とすと急に足が止まることが多いです。 この本が面白いのは、そういう迷いを責めずに、むしろ現実的な視点に置き換えてくれるところです。例えば、社会を変えるのに必要なのは巨大なヒーローじゃなくて、みんなの二・四%の変化で十分だという話。数字で示されると「それなら自分の生活に組み込めるかも」と思えてきます。また、現場の専門家に任せるところは任せ、自分は得意な部分で関わればいいという距離感の話も、無理がなくて救われました。やるなら全部背負わなきゃいけない、みたいな力みが抜けていく感じがあります。 さらに、著者が迷ったとき必ず現場に戻る姿勢や、小さなアイデアでも最後までやり抜くことの重みなど、仕事にもそのまま持ち帰れる視点が多いです。社会問題に関心はあるけれど、どう行動に変えればいいかわからない人には特にしっくりくるはずです。自分の生活を大きく壊さなくても関われる余白のつくり方を、静かに示してくれる一冊でした。
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出版社による紹介
外資系金融機関で働いていた26歳の著者は、ある出来事をきっかけに、同世代の仲間を募って風変わりな組織を立ち上げる。目的は、みんなの空き時間を集めて貧困をなくすこと。取り組むテーマに選んだのは、児童養護施設を通じて知って、日本社会を蝕む「子どもの貧困」問題だった―。
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