
この本について
人前で話す予定が入るたびに、「何をどう話せばいいのか」「そもそも自分は何者として立っているのか」があいまいなまま台本づくりに取りかかってしまうことってありませんか。僕もそうで、内容を詰めようとするほど軸がぼやけていく感じがずっと苦手でした。 この本が刺さるのは、話し方のテクニックより前に「自分はなぜここで話すのか」という原点に戻らせてくれるところです。最初に“志と目的を書き出す”という作業は、一見まわり道に見えて、実は後の迷いをかなり減らしてくれます。また、体験談をどう扱うかの考え方がすごく実用的で、成功も失敗もまとめて「自分だけの材料」として使えるようになるのがありがたいところでした。専門用語を避ける、必要以上に深掘りしないといった指針も、聞き手の立場にちゃんと目線をそろえる助けになってくれます。 講師経験が豊富な人ほど、体験談を“ストック”として持っているという話がありますが、これはビジネスプレゼンでもチームへの説明でも当てはまると感じました。かっこつけず、等身大の自分を素材にしていいんだと思えると、話すことへのハードルがだいぶ下がります。 人前で話すたびに「自分の言葉で伝えたいのに、うまく形にならない」と感じている人に特に向いている本です。
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