
ロジカル・プレゼンテーション ― 自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
高田貴久
英治出版 / 2004-02-27
この本について
プレゼンや提案の場で、自分でも「話がまとまってないな…」と感じる瞬間ってありますよね。言いたいことはあるのに、資料を作ると情報がごちゃごちゃして、結局どこが大事なのか自分でも分からなくなる。努力しているのに成果が見えなくて、何を続ければいいのか分からなくなる。僕もずっとそのループにいました。 この本が効いたのは、「うまく話せない原因はスキル不足じゃなくて、そもそも“何を話すべきか”が定まっていないだけ」という指摘でした。目的→論点→仮説→検証→示唆、この流れで考えると、頭の中の曖昧さがどこにあるのか自覚できるようになるんですよね。資料が薄い時は不安から不要な情報を詰め込みがち、という話も身に覚えしかなくて、そこを意識して削るだけで伝わり方が変わりました。 もう一つ刺さったのは、「論理的かどうかを決めるのは自分じゃなくて相手」という視点でした。自分の論理に酔ってしまうと、反対意見を“分かってないだけ”と扱ってしまう。でも本来は、言葉のレベル感や前提の違いをそろえて初めて議論が前に進む。この当たり前を丁寧にやることで、人との会話のストレスもかなり減りました。 技術書というより、「話す・考える・進む」に迷っている人の土台を整えてくれる一冊です。特に、仕事で“打席に立つ回数”が増えてきたけれど、まだ自信が追いついていない人に刺さると思います。
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