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チベット旅行記

チベット旅行記

河口 慧海

グーテンベルク21 / 1967-01-01

累計読者数12
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約5時間24分
star総合評価 38/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%

この本について

日々の判断で迷ってしまう時、頭で考えても決め手がなくてそのまま棚上げ…ということ、僕もよくあります。正しさを探すほど動けなくなるあの感じ、抜け道が欲しくなるんですよね。 『チベット旅行記』を読んでまず驚いたのは、慧海がその“判断不能の時”に座禅へ入り、無我の観から一つの方向を決めていく姿でした。理屈の詰めよりも、自分の中の静かな傾きを拾うというやり方は、仕事や生活の選択でもそのまま応用できる感触があります。もう一つ刺さったのは、彼が現地の迷信や不潔さに辟易しつつも、それに慣れていく過程でした。価値観の違いに戸惑う時も、「慣れる前提で環境に身体を合わせる」という視点をもらえます。さらに、関所を避けるための遠回りや、危険な同行者への警戒など、理想と現実の折り合いをつけながら前に進む人間くささが、この本をただの探検記に終わらせていません。 大げさに言えば精神の話だけれど、読んでみるとかなり実務的です。クセの強い世界を旅しながらも、自分の判断軸を磨きたい人に向いています。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

仏僧河口慧海(かわぐち・えかい)は明治30年(1897)、31歳のときにチベット旅行に出発した。この6年(!)にわたった旅行について口述した旅行談が本書である。チベットは当時、他国人の入国を禁ずる国であった。慧海は中国の僧侶に変装し、平均6、7千メートル級の山が無数に連なるヒマラヤの道なき道を苦心の末にたどり、日本人として初めてこの「秘密の国」に潜入した。しかもその目的は「我が国未伝の経典を得る」ためであった。なお、本書には明治37年博文館刊行本に収められた挿し絵を挿入した。
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