
峠(上)(新潮文庫)
司馬 遼太郎
累計読者数19
平均ハイライト数 10.7件/人
star総合評価 56/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 34%
この本について
仕事でも生活でも、いざ動こうとすると矛盾が一気に押し寄せてきて、何が正解なのかわからなくなることがあります。焦るほど視界が曇って、判断がぶれる。そんな自分にがっかりする日もあると思います。僕もよくあります。 『峠(上)』の抜粋を読み返していると、継之助の言葉はこの「視界が曇る感じ」に静かに効いてくるんですよね。彼は知識よりも、まず“自分の気質を澄ませておくこと”を学問だと言い切る。息の吸い方や箸の上げ下ろしのような、取るに足りない日常の所作まで含めて、自分の志を守るための規律として扱う。その視点は、派手さはないけれど、ブレやすい毎日の判断基準を足元から組み直してくれる感覚があります。 もう一つ刺さるのは、継之助が「距離を取らないと物は考えられない」と断言するところです。現実から一歩離れ、愚人にも賢人にも会い、刺激を受け続ける。その姿勢は、行き詰まったときについ机にへばりついてしまう自分に小さく風を通してくれます。判断力って、根性よりも“澄んだ心”と“外からの刺激”で回復するものなんだと気づかされます。 自分の原則をもちたいけれど、理想論だけでは動けない――そんな人に、とても静かに効く一冊だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









