
今日、誰のために生きる? アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語
ひすいこたろう and SHOGEN
廣済堂出版 / 20231023
累計読者数25
平均ハイライト数 14.5件/人
star総合評価 64/100
trending_up後半加速型
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この本について
気づけば「あと少しだけやろう」と自分を追い立ててしまう日が続くと、いつの間にか心の余裕がどこかへ行ってしまいますよね。頑張りたい気持ちはあるのに、なんとなく満たされない。人に合わせるばかりで、自分に嘘をついているような感覚が残る。そういう時、この本の言葉が静かに効いてきました。 ブンジュ村の人たちは、効率よりも心の状態をいちばん大切にしています。たとえば、仕事は15時半で終わらせて、そこからは休む時間に切り替える。休息を削るのは恥ずかしいことだと本気で考えている。そんな価値観に触れると、「あきらめる時間をつくる」ことが自分のための行為なんだと腑に落ちてきます。また、失敗を「人間らしいね」と受け止める空気に触れると、完璧であろうとして自分を締めつけていた力が少し抜けていきます。 そして何より、この本は「まず自分を満たすこと」が他者への優しさにつながるという、ごく当たり前だけど普段忘れてしまう感覚を思い出させてくれます。感謝を伝えるのも、誰かを抱きしめるように話すのも、自分に余裕があるからこそできる。自分を置き去りにしていないかをそっと問いかけられているようでした。 日々頑張り続けているけれど、心だけが遅れている感じがする人に、静かに届く本だと思います。
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