
脳のゴミを洗い流す「熟睡習慣」
奥村 歩
すばる舎 / 20231006
この本について
最近、寝ているはずなのに頭がずっと重いまま…みたいな感覚が抜けない人、多い気がします。仕事中に言葉がうまく出てこなかったり、夜になるとスマホを見ながら「そろそろ寝ないと」と思ってるのに、気づけば深夜。自分もそういう時期が続いたことがあって、「疲れてるのは気のせいじゃないんだろうな」と思いながら放置していました。 この本が効くのは、「寝不足=根性の問題じゃない」という話を、ちゃんと身体の仕組みから説明してくれるところです。日本人はセロトニンが不足しやすい体質だとか、スマホのブルーライトがメラトニンを削ってしまうとか、感覚では知っていたことが「だから眠れないのか」と線でつながる感じがあります。特に、脳のゴミを流す仕組みは睡眠中にしか働かず、しかも最初のノンレム睡眠が鍵になるという話は、夜更かしを続けていた自分にはかなり刺さりました。睡眠負債は数日寝ただけでは返せず、3〜4週間単位で回復していくというのも、妙に現実的で救われます。 読んで思ったのは、「よく寝る」という当たり前の行為を、もう少しちゃんと扱っていいんだということです。暗さ・静けさ・室温という基本的な環境の見直しとか、朝のセロトニンをどう作るかとか、行動レベルで変えられるポイントがいくつもある。無理に生活をひっくり返すんじゃなくて、今の自分の状態と折り合いをつけながら整えていく感じがちょうどいいです。 慢性的な疲れとか、集中力の落ち込みを「年齢かな」で片付けたくない人にぜひ。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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