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10万人の脳を診断した脳神経外科医が教える その「もの忘れ」はスマホ認知症だった

10万人の脳を診断した脳神経外科医が教える その「もの忘れ」はスマホ認知症だった

奥村 歩

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この本について

最近、人と話していて「なんか言葉が出てこない」とか、作業中に別の通知が気になって思考が途切れること、増えていませんか。自分では疲れているだけだと思っていたのに、じつは脳の処理が追いついていないだけなんじゃないか…と、この本を読んで妙に腑に落ちました。 特に刺さったのは、スマホの問題を「意志の弱さ」じゃなくて、過剰なインプットで前頭前野がフリーズしている状態として扱ってくれているところです。お風呂やトイレにまでスマホを持ち込んでしまう習慣って、やめたいと思いつつ放置しがちですが、ここを“ぼんやりタイム”に戻すだけで脳の疲労がかなり違うという話は、すぐに試せるし現実的でした。情報を減らすといってもストイックになる必要はなく、「スマホに頼る作業」と「自分の脳を使う作業」の線引きをつくるだけでも、思考の回復を感じやすいと思います。 もうひとつ心に残ったのは、インプット過多で記憶が行方不明になるという指摘です。覚える力が落ちているんじゃなくて、脳内が散らかりすぎて取り出せていないだけ。そう考えると、焦りよりもまず環境を整えるほうが大事だと気づかされます。ぼんやりする時間を1日5分だけつくるとか、検索をすぐに使わずに少し考えてみるとか、やってみると確かに頭のもやが取れていく感覚がありました。 「最近、考える力が落ちてきた気がする」「頑張ってるのに頭がずっとザワついている」──そんな人には、かなり現実的に効く一冊だと思います。

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