
スマホゲーム依存症
樋口進
内外出版社 / 2017-12-26
この本について
スマホを触るつもりはなかったのに、気づいたらゲームを開いていて、しかも「別にやめようと思えばやめられるし」と自分に言い訳してしまう。そんな自分の反応に、どこか引っかかりを覚えることってありませんか。僕もまさに同じで、空き時間のつもりがいつのまにか“ながらプレー”の連続になっていました。 この本が刺さったのは、依存という言葉が大げさに聞こえる日常レベルの行動でも、「頭のバックグラウンドでゲームが回り続ける感じ」や「指摘されると妙にイラつく反応」が、実は典型的なサインだと説明されていたところです。依存は意思の弱さではなく脳の反応として起きていること、そしてスマホゲームが“終わりのない設計”と“どこでもできる環境”によって依存を助長しやすい構造を持っていることが、妙に現実味をもって腹に落ちました。 特に僕に効いたのは、やめる前にまず「自分がどれくらい没頭しているかを把握する」ことから始めるという視点でした。派手な対策ではなく、生活リズムの中で無理なく削れるポイントを探すやり方が、ようやく真面目に取り組めそうだと思えた理由です。それに、ゲームに逃げたくなる背景のほうに目を向けるという指摘も、耳が痛いけれど必要な視点でした。 ゲームを嫌いになる必要はないけれど、今のプレーの仕方に少しでも違和感がある人には、かなりリアルに届く一冊だと思います。自分の手元にあるスマホが、時に“ギャンブルマシーン”にもなるという事実を、いったん立ち止まって考えてみたい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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