
代替医療解剖(新潮文庫)
サイモン・シン, エツァート・エルンスト, and 青木薫
新潮社 / 2013-09-01
累計読者数15
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推定読了時間 約6時間46分
star総合評価 60/100
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この本について
医療とか健康の話になると、正直どこまで信じていいのか迷うことが多いです。昔から続いている治療法も、専門家が「効く」と言う新しい手法も、結局はその場の“雰囲気”に流されているだけなんじゃないか……そんな気持ちになる瞬間があります。僕自身も、体調を崩したときにネットで情報を探しては余計に混乱するタイプです。 『代替医療解剖』を読んで印象に残ったのは、「意見と科学は別物」というヒポクラテスの言葉が、二千年経ったいまでもほとんどそのまま通用していることでした。瀉血のように、誰もが“当たり前”と思っていた治療がいかに根拠なく広まり、そして崩れていったか。こういう歴史をたどることで、自分が何を信じるかを一歩引いて考えられるようになります。また、プラセボ効果の話は、治療の「中身」よりも、期待や環境がどれほど身体に影響を与えるかを具体的に示していて、医療への向き合い方がだいぶ変わりました。ナイチンゲールが統計を使って現場を変えていくくだりも、結局のところ「数で確かめる」姿勢がどれだけ重要かを静かに教えてくれます。 情報の洪水の中で「何を根拠に動けばいいのか」に疲れている人ほど、この本は静かに効いてくると思います。
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出版社による紹介
ワシントンは血を抜かれすぎて死んだ。瀉血が信じられていたからだ。壊血病患者は重労働を課された。ビタミンCが未知だったために。ナイチンゲールの登場以降、医療効果を科学的に測定しようという試みは、2000年代、ついに代替医療へと──。鍼、カイロ、ホメオパシー他の最新の科学的評価とは? 知られざる逸話とともに語られる、代替医療の真実。『代替医療のトリック』改題。
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