
この本について
在庫って、数字では追っているつもりなのに、気づけば「なぜこんなに余っているんだ…」とか「どこから手をつければいいんだろう…」みたいなモヤモヤが残りませんか。僕も在庫の山を前に、粗利だ回転数だと言いながら、実際には“何をどう改善したらいいのか”が曖昧なまま動いていた時期がありました。 この本がありがたかったのは、在庫管理を精神論ではなく、現場レベルの具体度で見直せるところです。例えば、粗利率×在庫回転数というシンプルな指標を軸に、SKUごとにどこが崩れているのかを数値で見える化する流れは、そのまま自分の現場に持ち込めます。数字をただ眺めるのではなく「穴があくほど見る」と著者が書く理由が、読んでいるうちに体感として理解できるはずです。また、リードタイムの遅れを“仕入先の問題”で終わらせず、自社の情報システムや部門連携の問題として捉え直す視点も、思っていた以上に効きました。現場で起きる納期遅れ・偏在・不動在庫がどう積み上がるのかが、リアルに見えてきます。 在庫を減らすのは根性ではなく、仕組みと基準づくりなんだなとあらためて感じさせてくれる一冊です。特に、SKU が数千に増え続ける状況で「どこから手をつけるか」が曖昧になっている人にはしっくりくると思います。数字の見方を変えるだけで、在庫の風景がまったく違って見えてきます。
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