
使いきる。 有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭
有元葉子
集英社 / 202005
累計読者数3
平均ハイライト数 20.3件/人
star総合評価 67/100
trending_up後半加速型
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この本について
暮らしを整えたい気持ちはあるのに、ものを減らしても減らしても落ち着かないとか、片づけても片づけても「また元に戻るな…」と感じること、けっこうあると思います。私もその一人で、部屋だけじゃなく頭の中まで散らかっているような日があります。 有元葉子さんの『使いきる。』は、いわゆる片づけ本というより、「どう暮らすか」「どう自分と向き合うか」に近い本でした。刺さったのは、環境がどうであれ、そこにあるものをちゃんと使いきる姿勢です。狭い部屋でも、気に入らない状況でも、「ここでできることを全部やる」。その姿勢は、家事だけじゃなく仕事や人間関係にもそのまま通じる感覚でした。だしがらをふりかけにしたり、木箱のふたを小さなまな板にしたり、ひとつの道具を最後まで味わうように使う話は、単なる節約ではなく「自分の暮らしをちゃんと大事にする」行為として腑に落ちました。 読んでいて、片づけ=いらないものを捨てることではなく、「自分の力で環境を整える練習」なんだと気づかされます。情報に流されず、自分の生活に本当に必要なものを選ぶこと。気に入らない部屋でも、美しさや快適さを追求してみること。そういう小さな積み重ねが、自分自身を使いきる感覚につながっていくんだと思いました。 今ある場所やものを「ちゃんと使いきれていない気がする人」に、とても静かに効いてくる本です。
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