
アーユルヴェーダ紀行 1 /Ayurveda Travelogue 1
kaz masuda
マイナビ出版 / 2014-07-12
この本について
日々の仕事や暮らしの中で、「これ、みんなにはしっくり来るのに、なぜか自分にはうまく当てはまらない…」という感覚ってありませんか。まわりの正解を真似してもうまく噛み合わないとき、原因は意志の弱さでも努力不足でもなくて、「そもそも自分の土台がどこにあるのか」を見落としているだけだったりします。 読者の方が保存していた「私にでは」という断片は、まさにその感覚に触れているのかなと思いました。誰かには合う方法でも、自分にはなぜかしっくり来ない。そのズレを放置しないで、ちゃんと自分の感覚に立ち返ること。『アーユルヴェーダ紀行 1』は、そうした“自分の輪郭”みたいなものを、旅の空気を吸うようにゆっくり思い出させてくれる本でした。 著者の体験が中心に語られているのに、不思議と読者自身の身体感覚や生活のクセが浮かび上がります。習慣を変えようと気合を入れるというより、まず「自分はどんな状態なんだろう」と静かに観察するところから始まるのが、この本のいいところです。また、アーユルヴェーダを専門知識として押しつけず、旅の出来事として語ることで、理屈よりも感覚として理解しやすいのもありがたいところでした。 自分に合うペースやコンディションがわからなくなっている人には、じんわり刺さる一冊だと思います。気負わずに読めるのに、読み終わるころには「今日はちょっと早く寝てみようかな」みたいな小さな変化が自然と生まれる、そんな本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの100%が集中しています。
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