
新版 20週俳句入門 (角川俳句ライブラリー)
藤田 湘子
KADOKAWA / 2022-04-21
累計読者数6
平均ハイライト数 13.5件/人
推定読了時間 約4時間12分
star総合評価 47/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%
この本について
忙しさに追われていると、景色を見ているつもりなのに、何も受け取れていない感じがありませんか。感情の動きもどこか鈍くなって、日常の手ざわりが薄くなるというか。僕もそういうとき、文章を書くにも仕事の判断をするにも、どこか芯が抜けたまま進んでしまうことがあります。 この本の抜粋を見ていると、読者の方が惹かれているのは「一瞬の景色を、そのままの重さで受け取る感覚」なんじゃないかと思います。初雪が背後から触れる気配とか、盲犬とぶつかりながら歩く春寒の空気とか、冬蜂が行き場を探して歩く姿とか。大きな話はいっさいしていないのに、こちらの感覚がゆっくり解凍されていくような一句が多いんですよね。 『20週俳句入門』は、ただ俳句の技法を並べる本ではなく、こういう「微細な世界の受け取り方」を練習させてくれるところが効きます。景色のどこを切り取ると息づくのかを、具体的な例句と解説の往復で体に落としてくれるので、読むだけでも注意の向く先が変わっていきます。それに、季語や情景をどう扱えばいいかを学んでいくと、自分の生活でも小さな変化に気づきやすくなるというか、慌ただしい毎日に余白が戻ってくる感じがあるんです。 自分の感覚を取り戻したい人には、たぶん特に刺さります。俳句を作らなくても、景色との距離の取り方が少しやさしくなる本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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出版社による紹介
長年の俳句指導の実践を通して到達した、「四つの〈型〉により実作」というなメソッド。初心者でも20週で確実の俳句が作れる画期的な1冊。30年来のロングセラー俳句入門書、待望の初文庫化!
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