
狼と香辛料IV (電撃文庫)
支倉 凍砂、文倉 十
KADOKAWA / 2007-02
累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
star総合評価 37/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
人に何かを頼む時、変にへりくだりすぎても疲れるし、かといって強く出ると嫌な感じになりそうで悩むことがあります。自分の誇りを大事にしたい気持ちと、相手との距離感を壊したくない気持ち。そのあいだで揺れる感覚って、日常でもけっこうあると思うんです。 『狼と香辛料IV』を読んでいて刺さったのは、ホロがその揺れを自然に体現しているところでした。頼み事をする場面で卑屈にも尊大にもならない姿勢は、こちらまで背筋が伸びるような感覚があって、言葉の使い方や立ち振る舞いを見直すきっかけになります。また、「尻尾は誇り」「わっちである証」と言い切る姿に触れると、自分らしさを必要以上に隠そうとしていた部分に気づかされます。相手にどう見られるかより、自分にとって何が大事なのかを丁寧に思い出させてくれる感じです。 そして、ホロの描写を通して、相手をただの旅の仲間以上に「一人の人」として尊重しているロレンスの視線にも温度を感じました。距離感や依存のバランスに悩む人には、このふたりの関係がじわっと効くと思います。 こんな人に刺さる作品です。自分の誇りを守りながら、誰かとちゃんと向き合いたいと思っている人に。
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出版社による紹介
ホロの故郷・ヨイツを目指し、二人の旅は続く......。
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