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金子兜太の俳句入門 (角川ソフィア文庫)

金子兜太の俳句入門 (角川ソフィア文庫)

金子 兜太

KADOKAWA

累計読者数3
平均ハイライト数 15.3件/人
推定読了時間 約2時間48分
star総合評価 50/100
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この本について

文章を書くたびに「見たままをどう言葉にすればいいのか」「自分の感じたことを入れると急に薄まる気がする」と悩むこと、けっこうありませんか。僕自身、感想を盛り込みすぎて景色がつぶれたり、逆に説明っぽくなってしまって言葉が浮いてしまうことがよくあります。 『金子兜太の俳句入門』は、そんな行き詰まりに対して、技巧ではなく“視点の置き直し”で道を開いてくれる本でした。たとえば、まず生活実感をつかんで、そこにぴったりする「物」を見つけること。先に実感を言葉でまとめようとするのではなく、景色の中心だけをそっと提示し、読者に感じてもらう余白を残すこと。そして、主観を加えるなら、景色そのものがふくらむように働いているかを確かめること。こうして読むと、俳句の技法が単なるルールではなく、日本語で世界を見るための“身体の使い方”に近いのだと実感します。 なにより印象的だったのは、「見たままを書くほうが奥行きが出る」という一節です。無理に感想を言おうとしなくていい。まずは“物”をつかんで、そこから立ち上がってくる実感を待てばいい。書くことに焦る時ほど効く言葉でした。 言葉が説明っぽくなりがちな人、景色と自分の感情をどう結びつければいいのか迷う人に、静かに効いてくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「季語にとらわれない」「生活実感を表す」「主観を吐露する」など、句作の心構えやテクニックを82項目にわたって紹介。俳壇を代表する俳人・金子兜太が、独自の俳句観をストレートに綴る熱意あふれる入門書。
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