
ここが知りたい!俳句入門 上達のための18か条 (角川俳句ライブラリー)
小川 軽舟
累計読者数4
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star総合評価 65/100
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この本について
俳句をかじってみても、季語や切字の意味を調べては「結局どう生かせばいいんだろう」と立ち止まることが多いですよね。僕も五七五に向き合うたび、言葉の選び方ひとつで世界が閉じたり開いたりする感じに戸惑っていました。でも、この本を読んでみて、俳句の型や季語の扱いが“縛り”ではなく“助け”として働く瞬間が少しずつ見えるようになりました。 印象的だったのは、季語を「自分自身を映すもの」として扱う視点です。季語が単なる季節の記号ではなく、その時期に積み上がった民族的な経験や連想の力を借りて、自分の思いをそっと象徴してくれる。だから、取り合わせるだけで句の裏側に人間が立ち上がる。もうひとつは、切字や文語が“句を俳句にするスイッチ”として機能しているという説明です。日常の言葉が韻文に変わる瞬間を意識できると、推敲の基準が一段はっきりします。そして何より、この本が徹底しているのは「まず言葉を待つ」姿勢。観察そのものより、対象に触れながら腑に落ちる言葉に出会うまで付き合う大切さを教えてくれます。 俳句をうまく詠みたいというより、「言葉と景色の距離をどう縮めればいいのか」に悩んでいる人ほど刺さる一冊でした。
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