
角川俳句コレクション 読む力 (単行本)
井上 弘美
角川文化振興財団 / 2020-04-01
累計読者数4
平均ハイライト数 8.8件/人
推定読了時間 約3時間47分
star総合評価 39/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%
この本について
俳句を読むとき、「意味はわかったけれど、どこを味わえばいいのか…」というモヤモヤを抱えることが多いと思います。とくに平明な句ほど、読みどころが見えずに立ち止まってしまう。自分もずっと同じ壁にぶつかっていました。 この本は、その行き詰まりを無理にこじ開けるのではなく、「どう光景を見るか」「季語がどう一句を支えているか」といった、読みの足場を丁寧につくってくれます。たとえば、意味に寄りかからず光景そのものに立つ読み方や、切字の働きが内容を切らずにリズムを切るケース、あるいは季語が“ほかの何でもいい”状態になってしまうと句が立たなくなる理由など、読んでいて腑に落ちる場面が多いです。大峯あきらの「自我のはからいを捨てる」という姿勢に触れたときも、俳句を理解するというより、余計な力を抜いて向き合う感覚に近いものを教わりました。 さらに、芭蕉が新しさを題材ではなく“伝統的な季題の捉え直し”で追求していたことや、縦題・横題の区別のように、知らないまま読むと見落としていた視点がじわっと効いてきます。読みの幅が静かに広がる感じがあって、俳句が急に遠くなくなる。 俳句を「わかろうとして余計に迷う人」、あるいは「平明な一句の奥行きに気づきたい人」に静かに刺さる一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
名句は誕生したときから光を宿している。 しかし、その光を感じとる読み手がいなければ、光は孵らない。 胸に一灯を点じるような静謐な光であったり、目のくらみそうな衝撃的な光であったりと、その魅力はさまざまである。 韻文を韻文として読む力がなくして、俳句を深く掘り下げて味わうことは出来ない。一般的な読みに終わることなく、一句を生かす読み方を探ることで、一句一句の宿す光を引きだし、世界最小の詩“俳句”の力を浮かび上がらせる。現代の俳句をよみ、鑑賞するための必読の書。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要





