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「治る」ことをあきらめる 「死に方上手」のすすめ (講談社+α新書)

「治る」ことをあきらめる 「死に方上手」のすすめ (講談社+α新書)

中村仁一

累計読者数3
平均ハイライト数 9.3件/人
star総合評価 45/100
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この本について

年齢を重ねるほど、「この不調って治るのかな」「医者に行けば何とかなるはず」と期待しつつ、どこかでうすうす限界も感じていて、気持ちが落ち着かないまま日々が進んでいくことがあります。あの“どうにもできない感じ”って、抱え続けるほどしんどくなるんですよね。 この本は、その焦りにいきなり答えをくれるわけではありません。ただ、「治らないものを治そうと力み続けること自体が苦しさの元になっている」という視点を差し出してくれます。年をとれば身体は弱るし、病気とも長く付き合うことになる。でも、それをごまかさずに受け止めると、意外なほど心が軽くなる場面がある。そんな、身の丈に合った“生き方の姿勢”に触れられる一冊です。 特に刺さるのは、「老いや病と折り合いをつけながら生きる姿そのものが、周りへの贈り物になる」という考え方でした。弱っていく自分を隠さないことが、家族にとって大事な学びになる。無理に元気を装わなくていいし、投げやりにもならなくていい。その間の、ちょっと心許ない場所に立つための精神の置きどころが、丁寧に語られています。 自分の老い方や、家族の最期に向き合うのが怖い人には、静かに届くと思います。

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