
知と思考を鍛えるための読書術―週刊東洋経済eビジネス新書No.53
週刊東洋経済編集部, 桑原 幸作, 西澤 佑介, 高橋 志津子, 福田 恵, 平野 藍, 中野 法子, 筒井 幹雄, and 小林 由衣
東洋経済新報社
この本について
読みたい本を選ぶとき、つい「いつもの安全圏」に収まってしまうことってありませんか。自分では新しいつもりでも、実際は過去の延長線でしか選べていない…僕もよくその壁にぶつかります。知識を増やしているつもりが、実は自分の考えをなぞっているだけかもしれない。そんなモヤモヤに気づいたとき、この本がけっこう効いてきました。 面白いのは、「未知との遭遇をつくる読書」という視点がはっきり語られているところです。自分と遠い誰かに本を選んでもらう話もそうだし、絵や図の多い入門書をあえて選んで、自分の言葉で“こう解釈した”と言い切ってみる姿勢もそう。共通しているのは、読書を“理解の確認作業”にしないということでした。斜め読みでもいいから、一つでも考えが揺れるきっかけを得る。それで十分なんだと妙に腑に落ちます。 さらに、経済・中東・科学のような、普段あまり触れない領域に踏み込む意義も丁寧に語られています。専門家の本をどう選ぶかという現実的な基準や、「大人が無理に読む必要のない分野」まで正直に書かれていて、読書が目的化しやすい人ほど救われるはずです。発想をつくるために読む、という姿勢が少しだけ自分の中に定着していきます。 「読むジャンルが固定化してきた人」「インプットは増えてるのに思考が深まってない気がする人」には、とくに刺さりやすい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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