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シックスサマナ 第18号 おとなの修学旅行

シックスサマナ 第18号 おとなの修学旅行

クーロン黒沢、吉田悠軌、鳥取ループ、藤倉善郎

累計読者数3
平均ハイライト数 5.3件/人
star総合評価 51/100
trending_up後半加速型
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この本について

最近、日常の景色がどこか平板に感じたり、仕事と家の往復だけで自分の感覚が鈍っている気がすることってありませんか。かといって大きな冒険をしたいわけでもなく、「もう少しだけ世界の裏側を見たい」みたいな小さな欲求だけが残る。僕自身もそのあたりをうろうろしていたとき、この『シックスサマナ 第18号 おとなの修学旅行』を読んで、久しぶりに頭の中のスイッチが動く感じがしました。 この本は、ただの珍スポ巡りやオカルト紹介ではなく、実際の現場に立った人たちの空気の揺れまで伝わってくるのが面白いところです。宗教施設の近くで住民と信者がぶつかる瞬間に立ち会う緊張感とか、誰も知らない山奥の神社で「これは一体なんなんだ」と戸惑う取材者の目線とか、そういう“その場にいたからこそ分かる温度”が丁寧に描かれている。読んでいると、凝り固まった自分の価値観が少しゆるむんですよね。 もうひとつ効いたのは、取材者たちの姿勢が妙に現実的で、変にドラマチックにしようとしないところです。危険な宗教団体に深入りする話も、ただ恐怖を煽るんじゃなくて、住民が地盤の弱さを心配していたという意外な視点が出てくる。その一歩引いた観察が、日常の「思い込み」に気づくきっかけになると思います。あと、ブラジル系団地を歩くパートやタクシーアプリの話まで入っていて、旅の雑味みたいなものがちゃんと残されているのも好きでした。 「日常から半歩だけ外に出たい人」には特に刺さる一冊だと思います。大げさな感動ではなく、静かに視界が広がるような体験がほしいときにちょうどいい本です。

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