
借入は減らすな!―――『無借金経営』は愚の骨頂! (あさ出版電子書籍)
松波竜太
この本について
経営をしていると、「銀行って何を見ているのか」「今のやり方で本当に正しく評価されているのか」と、はっきりしない不安がつきまといますよね。返せるときに返したほうが安心な気もするし、決算も“とりあえず前年踏襲”で作りがち。でもその結果、知らないうちに銀行から不利な扱いを受けていた……という話、よく聞きます。僕自身も、借入まわりは“なんとなく”の判断が多かった時期があって、この本でようやく輪郭がつかめたタイプです。 本書が面白いのは、「どうやって借りるか」ではなく「どう見られれば借りやすくなるか」を、銀行の目線でめちゃくちゃ具体的に示してくれるところです。例えば、売上の小さい月を決算月にするとか、試算表は一番現預金が多いタイミングで出すとか、根抵当権が他行の参入を妨げる仕組みとか、知らなければ一生知らないままの“地味だけど効く”知識が多い。さらに、会計事務所への依頼文言まで書いてあって、実務でそのまま使えるレベルです。借入を減らすより「実質借入ゼロ」を目指すという発想も、資金繰りの不安を抱えたまま走っていた僕にはかなり現実的でした。 結局のところ、銀行は“お金がある会社に貸したがる”し、“他行が貸すなら自分も”という生き物。その特性を踏まえて準備すれば、交渉はもっと楽になるし、余計な緊張も減ります。数字が苦手でも、決算書の見せ方や担当者との関わり方で改善できる余地がこんなにあるのか、と肩の力が抜けるはずです。 借入に苦手意識がある経営者、あるいは“銀行にどう見られているのか”がぼんやりしたまま走っている人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




