
くそったれマーケットをやっつけろ! ――ホームトレーダーにもできる短期トレード術
マイケル・パーネス
この本について
トレードを始めたころの自分にも覚えがあるのですが、「正しい分析をしたはずなのに、なぜかいつも裏目に動く」「結局みんな何を見ているのか分からない」というモヤモヤを抱えたまま画面に張り付いてしまう日ってあります。値動きそのものより、人の意思や思い込みに振り回されている感覚が強いんですよね。 この本が面白いのは、そこで無理に“正しい相場観”を身につけようとせず、「他のプレーヤーがどう認識しているか」を丁寧に拾うところからトレードを組み立てようとしている点です。切りの良い数字に注文が集まるから少し手前に置く、寄り付き後30分はギャップ方向に揺れやすい、といった具体的すぎるほどの観察が多くて、机上のルールではなく“人間のクセ”に寄り添った視点が多い。また、オーバーナイトのマーケットオーダーを絶対に避けろとか、椅子にまで気を使えとか、地に足のついた助言が多いのも特徴で、自分の生活リズムの中にトレードを落とし込む感覚がつかめます。 さらに、マーケットはきれいな理論で動いているわけではなく、大小さまざまなプレーヤーがそれぞれの制約の中で動く“ゲーム”だという前提がはっきりしているので、短期戦で何を見るべきかがぶれにくくなります。「分割前に上がりやすい」「浮動株が少ないと走りやすい」といった“よくある現象”をどう扱うかも、具体例として参考になるはずです。 一言でいえば、チャートの裏側で何が起きているのかを知りたい人向けの本です。自分と同じように、ただの値動きに疲れた人ほど刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




