
東大院生が考えたスマートフォンFX (SPA!BOOKS)
田畑 昇人
扶桑社 / 2015-02
この本について
相場を見ているつもりなのに、結局「どこで入ればいいのか」「いつ切ればいいのか」で手が止まることってありますよね。値動きの理由がつかめないままチャートを追いかけて、気づけば“なんとなく”でポジションを持ってしまう。僕もずっとその繰り返しでした。 この本がおもしろいのは、テクニックよりも「モニターの向こうにいる人たちは、今どう動こうとしているのか」という視点を丁寧に教えてくれるところです。たとえば東京・ロンドン・ニューヨークの市場ごとに、トレーダーがどのタイミングでポジションを手仕舞いしがちなのか。あるいは、オアンダのオープンオーダーで実際にどこに指値や逆指値が溜まっているのか。こういう“人の行動パターン”に触れていくと、抵抗線や支持線がただの線ではなく、「そこに本当に注文がある場所」に変わって見えるのが大きなポイントでした。 もうひとつ助かったのは、「時間帯」や「市場の切り替わり」を前提にした考え方です。たとえば、相場が急変した翌朝の逆バリの動きとか、23時半ごろからのウォール街とシティが重なる時間の活発さとか。チャートより先に“空気の変わる瞬間”を意識できるようになると、無駄に構える場面が減っていきます。 感覚ではなく、他の参加者の心理や注文の偏りを踏まえて判断したい人には刺さる一冊だと思います。僕自身、エントリーの根拠が曖昧になるときに、この本で学んだ「相場の向こう側を見る視点」を思い出すことが何度もありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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