
レバレッジ人脈術
本田 直之
ダイヤモンド社 / 2007-12-13
この本について
人と会う機会を増やしたいのに、ただ名刺が増えるだけで関係が深まらない。自分から話すと空回りして、結局ただの雑談で終わる。そんなモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。うまくいっている人を見ると「特別な才能があるのかな」と思いがちですが、この本を読むと、その前提そのものが少し揺らぎます。 印象的だったのは、「相手が有名になってからでは深い関係は作りにくい」という話。結局、アーリーステージで出会い、お互いに少しずつ役に立ちながら育てていくような関係のほうが、長く続くし意味もある。しかも貢献といっても、難しいことをする必要はなくて、相手が好きそうな本をプレゼントするとか、役に立ちそうな情報を渡すとか、本当にそのレベルでいい。背伸びした“与える精神”ではなく、等身大の交換の積み重ねなんだと気づきました。 そしてもうひとつ効いたのは、「会いたいと思われる人」になるには、事前のインプットが欠かせないという指摘です。なんとなく会ってなんとなく話すのではなく、相手の時間価値や情報価値を意識したうえで、こちらが持っているものから何を提供できるか考えていく。人脈という言葉に苦手意識がある人ほど、この視点を持つだけで出会いの質が変わる気がします。 人脈づくりというより、「自分のペースで関係性を育てたい人」に合う本だと思います。無理して広げるのではなく、自分の軸に沿ってつながりを選んでいく。その感覚を取り戻したいときに、そっと効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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