
話し方ひとつで面白いほど仕事がうまくいく本 ―――個人指導1000人の経験から心理学的なアプローチ (ビジネスベーシック「超解」シリーズ)
堀内裕一朗
あさ出版 / 2016-11-25
この本について
仕事の場で話しているはずなのに、相手の反応が薄かったり、こちらの意図と少しズレた形で伝わっていくことってありますよね。自分では丁寧に説明したつもりでも、「で、どうしてほしいの?」と返されてしまうあの感じ。僕もよく迷います。伝えているだけで満足してしまっているのか、相手の立場まで想像しきれていないのか、その違いは小さそうで実はかなり大きいなと感じています。 この本は、いわゆるスキル本というより、そうした“伝わらなさの正体”を丁寧にほどいてくれる内容でした。特に、話し手のゴールが「伝える」で止まるのか、「理解してもらい、次の行動までイメージさせる」までいくのか、この差を具体的な場面で解説してくれるのがありがたいところです。何となく意識していたことが、行動に落とせるレベルまで言語化される感じがあります。また、自己紹介のところで、相手に拾ってもらいやすい“共通点の置き方”の話も個人的には刺さりました。初対面の場で気まずさが減るだけで、相手の話を引き出す余裕も少し生まれます。 派手なテクニックを教えてくれる本ではないですが、日常の会話で「伝わらない疲れ」を感じている人にはちょうどいい距離感だと思います。自分の話し方を一気に変えるというより、明日の打ち合わせでひとつだけ実践してみよう、くらいの温度で読めるのが良いところです。こんな人に刺さると思います。相手の理解までちゃんと届けたいけれど、どう整えればいいか悩んでいる人。そんな方には、静かに効いてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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