
東大物理学者が教える「伝える力」の鍛え方
上田 正仁
ブックマン社 / 2018-03
累計読者数4
平均ハイライト数 34件/人
推定読了時間 約4時間25分
star総合評価 73/100
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この本について
仕事でも私生活でも、人に何かを伝えようとすると、思っていた方向に転がってくれないことが多いですよね。叱れば反発されるし、丁寧に説明したつもりでも相手の解釈がまったく違う。こちらとしては悪気もないし、一歩踏み出す勇気を出しただけなのに、結果だけを見ると「なんでこうなるんだろう……」と落ち込むことがあります。 この本は、そんなモヤモヤを力技で解決するものではありません。むしろ、読み進めるほど「人って、同じ言葉でもこんなに受け取り方が違うんだ」という前提に立ち直される感覚に近いです。例えば、叱るよりも温かく見守るほうが伝わることが多い理由や、交渉では話すより聞くほうが重要になる背景が、具体的な場面とともに語られます。また、「結局、自分が何を伝えたいかを整理しないまま話しはじめると迷子になる」という指摘が、日々の会話の失敗と見事に重なります。 特に刺さるのは、伝える力は才能ではなく、地道な整理と思いやりの積み重ねだという視点です。事実と意見を分ける、小さくワンクッションを置く、相手の本心を聞き出す。このあたりは、すぐに劇的な変化が起きるわけではないけれど、実践すれば確実に人との距離感が変わるはずです。 自分の伝え方にずっと違和感を抱えている人、あるいは「聞くこと」の難しさに気づいてしまった人には、とても静かに効く一冊だと思います。
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出版社による紹介
用件を伝える、他人にアピールする、人を動かす...。日常生活で、「伝える力」を必要としない場面はない。そして、その力を鍛えることは、相手の立場を思いやり、人生をより深く生きることにつながる―。本書は、東京大学の教授が「伝える」という行為の本質に迫りつつ、誰もが実践できるよう、3ステップでやさしく解説したもの。表面的なテクニックではなく、本当の力が身につく一冊。
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