
大人の語彙力「言いまわし」大全
齋藤 孝
この本について
仕事の場でちょっとした言葉が出てこなくて、あとから「もっといい言い方あったよな…」と悔しくなることってありませんか。丁寧に伝えたいのに回りくどくなったり、逆にシンプルすぎて温度感が誤解されたり。自分でもモヤッとするのに、改善しようとしても“言いまわしそのものの引き出し”がそもそも少ない、そんな感覚に心当たりがある人は多いと思います。 この本が刺さっている読者の抜粋を眺めていると、「慇懃無礼」「諧謔」「依拠」「一瞥」といった、意味は知っていても実際に使う場面が浮かびにくい言葉に反応しているように見えます。単語集として覚えるのではなく、「どんな文脈で使うか」を示してくれるから、ふだんの会話や文章に置き換えやすいんですよね。特にユーモアや謙遜など、ニュアンスの微調整が必要な表現が多く収録されているので、相手との距離感を丁寧に扱いたいときに助けられます。 もう一つ、この本がいいのは“語彙数”だけでなく“運用力”に視点を置いているところです。知識として知っているだけではなく、そこから一歩進んで、自分の経験や感じ方とどう結びつけるか。たとえば「見聞のせまいこと」をあえて正確な語で捉え直すと、雑な自己否定ではなく、具体的な改善点が見えるようになる。そういう言葉の効き方が実感しやすい構造になっています。 丁寧に話したいけれど、気取りたくはない。そんな“ほどよい語彙の距離感”を探している人にはちょうどいい本だと思います。普段の会話を少しだけ整えたいとき、机に置いておくと安心できる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの92%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要








